教育情報化コーディネータと並んで、より実務的な役割をねらった「ICT支援員」が教育現場に配置あるいは派遣されるようになってきました。ICT支援員は、ソフト活用やネットワークなどに関する技術や知識のほか、教育現場で実際に行われている教育活動や教員組織の理解、そこでの問題解決のためのコミュニケーション力などさまざまな実践的能力が必要になります。
これらの能力や適性を評価するため、教育情報化コーディネータ認定委員会では、
平成25年度から ICT支援員 能力認定試験 を実施しています。試験は、年2回、6月と10月に実施します。ただし、どちらも教育情報化コーディネータ検定試験と同日・同時間実施となるため両方を同時に受験することはできません。
ICT支援員には、教育現場でのコミュニケーション力が要求されるため、状況判断や会話に関する課題も認定試験に含まれています。なお、ICT支援員能力認定試験の高得点合格者の方には、教育情報化コーディネータ2級検定の受験資格があたえられます。
ICT支援員として、教育現場で活躍したいと考えられている方、是非実力を試してください。
◆ 試験の方法と認定
- A領域: 知識・判断力テスト
〔試験実施日に試験会場でのCBT方式〕
- B領域: 説明力(コミュニケーション能力)テスト
〔試験実施日から数日以内に、課題に対する動画ファイル提出〕
B領域は、映像内容の判定に時間を要することから、B領域の受験者数が多数の場合(150名を超えた場合)、A領域の不合格者で合格ラインより著しく低い得点の受験者の判定を保留にする場合があります。
ICT支援員の認定証の発行は、本認定委員会が主催する認定試験の
A領域(知識・判断力テスト)およびB領域(説明力・コミュニケーションテスト)の両方の合格者に対して行います。
ICT支援員認定試験は、A領域のみの受験も可能です。
また、B領域の合格要件は、A領域合格後2年以内に、本認定委員会が委託する以下の「コミュニケーション能力研修コース」を受講および合格することによっても取得できます。
○
情報ネットワーク教育活用研究協議会主催 コミュニケーション研修
○
NTTコムチェオ主催 Web研修
◆ 平成30年度試験実施日
6月期:2018年6月10日(日) 13:30~15:10
東京・大阪・名古屋・上越・福岡・熊本およびサテライト会場(※)
※教育情報化コーディネータ3級試験と同日・同時間実施となります。
両方の同時受験はできません。
10月期:2018年10月7日(日) 12:40~14:20
東京・大阪・福岡 およびサテライト会場(※)
※教育情報化コーディネータ2級1次試験と同日・同時間実施となります。
両方の同時受験はできません。
※サテライト会場受験:
上記以外の地域で、10名以上の受験者があり、受験環境の整っている試験会場が用意できる企業・学校等での受験が可能です。事前にご相談の上、下記の期日までにお申し出ください。
6月期:2018年4月23日(月) 10月期:2018年8月20日(月)
◆ 受験料
A領域・B領域 |
13,800円、税込
(サテライト会場受験の場合は13,000円、税込) |
A領域のみ |
8,800円、税込
(サテライト会場受験の場合は8,000円、税込) |
◆ 受験料の振込み
Web申込みより7日以内
最終振込み期限 6月期:2018年5月18日(金) 10月期:2018年9月13日(木)
◆ 受験の申込み
6月期: 2018年5月1日(火)11:00 ~ 2018年5月17日(木)20:00まで
10月期: 2018年8月27日(月)11:00 ~ 2018年9月12日(水)20:00まで
◆受験申し込みの手順の確認ページへ
◆これまでのご質問に対して、
【認定試験に関する Q/A】 が用意されています
◆ 参考書籍
ICT支援員能力認定試験のガイドブックが2016年夏に発行されました。
出版元の日本標準、Amazon などから購入できます。
『すすめよう!学校のICT活用 わかる・なれるICT支援員』
● 著者:わかる・なれるICT支援員編集委員会
● 監修:情報ネットワーク教育活用研究協議会
● 出版社:日本標準
● ISBN 978-4-8208-0604-2
● 2016年8月1日発行・B5判、144頁
● 定価:2160円(税込)