ITCE 教育情報化コーディネータ検定試験

 

2級1次 過去の問題

 2012年 【 問題 】 


問題の背景

 大学の入試方式の多様化により、入学予定者に課題を出し期限内にレポートを提出させるなど、大学入学前指導が高校側、大学側の双方から求められるようになってきている。
 そこでの情報交換のプロセスは、入学前指導に限らず、数か月にわたっての課題を中心にした、小規模コミュニティーによるコミュニケーションのモデルであり、これを自宅PCやモバイル端末、汎用のアプリケーションやツールを活用して実施・管理できるようにすれば、発展性が期待できる。
 たとえば、入学前指導の例では、入学決定者(最大200名程度)に対する大学からの複数の課題の提示、そのうちの1つを選択しての指定の期日までのレポートの提出(主としてword等のファイル等)、課題出題者(20名程度の教員団、学生には匿名)からのコメントのフィードバックと次の課題の提示であり、参加者同士での情報のやり取りも含んでいる。
 もちろん、小規模であれば、電子メールやメーリングリストを利用して実現することもできるが、図や映像を含む資料も多く、電子メールだけでは不向きであると考えられる。またこれらの活動は教員個人が対応する仕事ではなく、学部として対応していることを考えると、ファイルの管理や情報のやり取りの履歴なども組織として管理しておく必要がある。さらにコンピュータシステムの利用に精通していない教員も多い。

【問題】

これに関連して、以下の設問に答えなさい。解答は、テキストファイルにまとめて作成し、完成したら、提出用フォームにコピーしてWebで送信しなさい。

【問1】  このような情報交換をインターネットを介してうまく成立させるために、例えば、課題の提示場面で、a) ワード、パワーポイント、Web形式などで作成された課題を、教員または大学の事務員が登録・提示でき、あらかじめ登録されている学生(最大200名程度)のみが期間を限定して閲覧できる機能を持ったシステム(あるいはサービス、ツール)が必要となる。では、その他の場面ではどのような機能が必要となるか。a)を参考にして、あと3~4つ(解答欄b~e)に整理して答えよ。(1機能につき 100文字以内)

【問2】 上記の情報交換を実現でき、無料で使用できる具体的なシステム(あるいはサービス、ツール)を調査し、問1の機能と対応させながらシステムやサービスの名称(参照URLを含む)および具体的な利用方法を提案しなさい。
 ただし、トータルな1つのシステムではなく、複数のシステムを組み合わせてもよい。
(1機能につき 200文字以内)

 ●問1,問2の解答欄の様式
【注】機能別にa~eの枠に記入のこと(すべての枠を使わなくてもよい)

【a】 問1-a 問2-a
ワード、パワーポイント、Web形式などで作成された課題を、匿名希望の教員または事務員が登録・提示できる。また、登録されている学生のみが期間を限定して、それらを閲覧できる。 機能aを満たすシステムやサービスの名称
その場面での具体的な利用法 (200文字以内)
参照 URL:上記の参照URL (50文字以内)

【b】 問1-b 問2-b
機能b (100文字以内) 機能bを満たすシステムやサービスの名称
その場面での具体的な利用法 (200文字以内)
参照 URL:上記の参照URL (50文字以内)

【c】 問1-c 問2-c
機能c (100文字以内) 機能cを満たすシステムやサービスの名称
その場面での具体的な利用法 (200文字以内)
参照 URL:上記の参照URL (50文字以内)

【d】 問1-d 問2-d
機能d (100文字以内) 機能dを満たすシステムやサービスの名称
その場面での具体的な利用法 (200文字以内)
参照 URL:上記の参照URL (50文字以内)

【e】 問1-e 問2-e
機能e (100文字以内)
機能eを満たすシステムやサービスの名称
その場面での具体的な利用法 (200文字以内)
参照 URL:上記の参照URL (50文字以内)

【問3】 教員と学生との教育活動にこのようなシステムを使った場合、配慮しなければならないこと、運用上の問題点などがあれば、指摘せよ。(※250~300字)

  ●解答の様式
【問3】配慮点、運用上の問題点
 
 配慮点、運用上の問題点(250~300字)